円高で苦しい翻訳事務所 09/07/2011
ここのところ受注状況が思わしくありません。恥を忍んで書くのですが、しょっちゅう見積書で負けてしまいます。価格で勝てていないのですね。
その理由のひとつが円高です。円が高止まりしてしまっています。これが困るのです。
かつて、日本の翻訳業界は、ほぼ国内で閉じていました。そういうときに円相場は、影響があっても、間接的です。ところがインターネットの時代になって、外国のエージェントが参入し、国内エージェントも海外在住の翻訳者を抱えるようになりました。こうなると、円相場は仕入れ価格に影響します。価格競争に直接響いてくるわけです。
こういう状況下で円高は、私たちの事務所にとっては本来逆風ではないはずなのですね。というのは、私たちは、ターゲット言語にネイティブの翻訳者の起用を原則としています。日本語から英語への翻訳の場合、アメリカ在住の、アメリカ人翻訳者を使います。ですから、円高は、仕入れ価格を下げることになって、価格競争上は有利に働くはずです。
実際、円高傾向になって以来、何度か「円高差益還元割引」を実施しました。こうすることで受注できた見積もあります。けれど、これにも限界があります。そうそう仕入れ価格を下げ続けられないのです。
というのは、むやみに翻訳者の単価をレートに連動させられないからです。これは事務上の都合で、私たちが翻訳者への支払いを円建てで計算していることと関係しています。レートが変わったからといって円建ての単価をそう簡単には変えられません。
なぜなら、以前、円が安かったとき、「円建てだから」と、翻訳者の単価を通貨相場に連動させなかった経緯があるからです。翻訳者にすれば連動しないことで手取りが数割も減少する辛い時期でした。けれど、それでもその単価で支えてくれたから、どうにか仕事を受注し続けることができました。もしも「仕入れ値が上がったから」と、それを見積価格に反映させていたら、競争には勝てなかったでしょう。
そういう歴史を踏まえれば、「円高だから」と、翻訳者の単価を簡単に切り下げてはならないことは明らかです。そして、それは私たちの事務所の特殊事情です。多くのエージェントは、円高を利用して競争力のある価格で勝負してきます。結果、負けてしまいます。
ここは辛抱だと思っています。終わりのない円高も、いつかは終わるでしょう。そして相場が逆転すれば、そのときは、翻訳者たちが助けてくれるはずです。もうすこし、頑張ってみましょう。
その理由のひとつが円高です。円が高止まりしてしまっています。これが困るのです。
かつて、日本の翻訳業界は、ほぼ国内で閉じていました。そういうときに円相場は、影響があっても、間接的です。ところがインターネットの時代になって、外国のエージェントが参入し、国内エージェントも海外在住の翻訳者を抱えるようになりました。こうなると、円相場は仕入れ価格に影響します。価格競争に直接響いてくるわけです。
こういう状況下で円高は、私たちの事務所にとっては本来逆風ではないはずなのですね。というのは、私たちは、ターゲット言語にネイティブの翻訳者の起用を原則としています。日本語から英語への翻訳の場合、アメリカ在住の、アメリカ人翻訳者を使います。ですから、円高は、仕入れ価格を下げることになって、価格競争上は有利に働くはずです。
実際、円高傾向になって以来、何度か「円高差益還元割引」を実施しました。こうすることで受注できた見積もあります。けれど、これにも限界があります。そうそう仕入れ価格を下げ続けられないのです。
というのは、むやみに翻訳者の単価をレートに連動させられないからです。これは事務上の都合で、私たちが翻訳者への支払いを円建てで計算していることと関係しています。レートが変わったからといって円建ての単価をそう簡単には変えられません。
なぜなら、以前、円が安かったとき、「円建てだから」と、翻訳者の単価を通貨相場に連動させなかった経緯があるからです。翻訳者にすれば連動しないことで手取りが数割も減少する辛い時期でした。けれど、それでもその単価で支えてくれたから、どうにか仕事を受注し続けることができました。もしも「仕入れ値が上がったから」と、それを見積価格に反映させていたら、競争には勝てなかったでしょう。
そういう歴史を踏まえれば、「円高だから」と、翻訳者の単価を簡単に切り下げてはならないことは明らかです。そして、それは私たちの事務所の特殊事情です。多くのエージェントは、円高を利用して競争力のある価格で勝負してきます。結果、負けてしまいます。
ここは辛抱だと思っています。終わりのない円高も、いつかは終わるでしょう。そして相場が逆転すれば、そのときは、翻訳者たちが助けてくれるはずです。もうすこし、頑張ってみましょう。